スタッドレスタイヤについて [3]

スタッドレスタイヤについて連載させていただきましたが、あくまでも関西地方在住の雪とは縁遠い暮らしをしている、雪の怖さを分かっていないライトユーザー目線のお話しであることをご了承ください。

過去の記事はこちら

いざスタッドレスタイヤを準備するとしても、オーナー様からすれば

・サイズがない

・サイズがわからない

・銘柄が多くどれを選べば良いかわからない

の問題に直面すると思いますので、三回目の今回はオーナー様の多くから問い合わせいただく内容にそって回答させていただきます。

サイズがない

パオフィガロの純正ホイールサイズである12インチのスタッドレスタイヤは流通量が少なく、また売れ筋商品ではないため、タイヤ量販店様のような店舗では【在庫】としてのお取り扱いはほぼない状況です。

サイズがないという人の多くは「店舗に在庫がない」と、量販店の店員さんに言われて、そのまま調べ切らずあきらめている人が多いようです。

ですが、インターネットの商品(タイヤ)検索サイトを利用し、『12インチのスタッドレスタイヤ』を検索すると・・・

ありますね。普通に12インチのパオフィガロ純正ホイールで装着可能なスタッドレスタイヤ。

サイズがわからない

「わからない」と言われる方の多くは、タイヤに表記されている『155R〇〇』とか『6PR』『8PR』、『73SQ』などの記号が判別ができず、「ええぇい、もうわかんない!」で片づけている人がほとんどでしょう。

難しいことは考えなくてよいので、タイヤ幅155がほぼパオフィガロで履けるサイズです。10種類以上はあります。

タイヤの銘柄

どうせお金をかけるなら「本当に一番最良のスタッドレスタイヤを履かせたい!!」というオーナー様も多くみうけられます。

『最良のスタットレスタイヤ』を知るためには、SNSやインターネット等で【スタッドレスタイヤが当たり前の地域にお住まいの方】が使用されている銘柄を使うのがベストだと思います。

自身も含めて、雪に縁がない地域に住む人の意見や、メーカーカタログだけで知った気になられている人の意見はあてにならないと思います。

弊社は、遠方のお客様にもご利用いただいており、積雪が多い地域のパオフィガロも多く入庫しています。
そのため、いうならばスタッドレスタイヤのプロが選択する銘柄を知るのは必然的な状況です。しかし、その製品名を出すと「お前のお勧めしたタイヤのせいで事故った」とか言われたらかなわないので銘柄名は伏せておきます。

今のご時世みたく、「マスクを着けてるから私のコロナ対策は万全です!」のようなユルい感じで、「とりあえず国産のスタッドレスタイヤを履いてますから私の対策は問題ありません!」的な雰囲気で大丈夫だと思います。

なので、お財布に見合ったスタッドレスタイヤを選んで履いておれば、有事の際に各ニュースサイトのコメント欄に湧き上がってくるようなスタッドレス警察の標的になるようなこともないので、銘柄はそこまで気にしなくても大丈夫だと思ってます。

しかし、タイヤの扁平率(説明が面倒なので割愛!)が少しでも違うと「スピードメーターの誤差が!」など、今度はスピードメーター警察が沸いて出てきます。でも、このような方々はどこでも沸いて出てきますので基本的に無視でOK!

細かい事をあげるとキリがないので、タイヤサイズが微妙に変わってしまうことによる「スピードメーターの微誤差」「凍結路面での安全性能」。あなたはどちらを優先しますか?のお話なので答えは決まっていると思われます。

あ、ちなみにパオフィガロのスピードメーターは最初からズレています。

メーターがずれている理由を公表すると、いろいろ具合が悪いので伏せておきますが、そこがどうしても気になる方はご来店時に直接問い合わせてみてください。

※今のご時世スマホのGPSを利用し速度表記ができるアプリがたくさんあり、車速を計測したことがある人ならパオフィガロのスピードメーターに誤差がある事に気が付いている人も多いはず。

スタッドレスタイヤの考え方(パオフィガロの場合)

ここまで長々書かせていただいておりましたが

あくまでも「世の中に12インチスタッドレスが無い!貴重!!とか言われている問題」に切り込みたかっただけで、検証の結果12インチのスタッドレスタイヤは販売されている!という事が証明されました。

しかし、流通量が少ないタイヤサイズという事には変わりはなく、わざわざ店舗でタイヤを予約し交換してもらうことが面倒なことは変わりません。

また、もしスタッドレスタイヤがパンクした場合、12インチのスタッドレスタイヤだと、量販店に駆け込んでもどこの店舗様も在庫はなく(少なく)結局は予約することになると思われます。すぐに直してほしい気持ちとは裏腹にお預け状態になるのは必然だと思います。

なら、最初から流通の量の多い13インチタイヤホールセットに変更するのが一番楽なんじゃないですか?という結論になり最もスマートかと考えています。

インターネットで通信販売されている世間一般的な軽自動車用の13インチホイールタイヤセットの価格は、恐ろしいほど安いですよ!!ホイールのデザインを気にしなければ国産タイヤ付きで4本3万円から4万円程度からでございます。

13インチスタッドレスのメリットは、
流通量が多いから「どこでも買える」そして「値段が安い」。

デメリットは、
特にないと思いますが、、、。お客様が思いそうなことはわかっているのではっきり申し上げます。

『純正ホイールの見た目じゃなくなるのが嫌!』

個人的な意見からすれば そんなことはどーでもよい・・・ホイールが純正であろうがなかろうがパオはパオ フィガロはフィガロです。

客観的な意見を追加すると、純正ホイールでも「スタッドレスタイヤを履かせている時点で見た目はとっても悪ぅございます」し、結局はオーナー様が気にし過ぎなだけであり、周りはそんなこと気にすらしていない 以上です。

安全の基準や見た目の問題は、個人の考え方や価値観なので強制することではありませんが、一つの指針として

冬場だけでも流通量が多くいつでも手に入り、そのうえに低価格の13インチホイールに変更して「夏タイヤ・ホイール」「冬タイヤ・ホイール」を分ければいいじゃないですか?

とお客様にお伝えしております。

事前に準備・計画ができる人であれば、さほど問題になるような事ではないのですが、世間一般的に多くの方が『急にスタッドレスが必要になりました』と慌てて探されている方が多いのです。慌てたところで結論は変わらないのですが、、、。

3回連続でスタッドレスタイヤについて語らせていただきましたが、記載内容はすべて経験と考察に基づく弊社の独自見解であるためいかなる保証をするものではありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※写真は全てイメージです。