燃料系のトラブルはエンジン不調に直結
経年劣化により、燃料タンク内に錆が蔓延したり、異物が燃料系の流路に流れ込むなどが原因で、フィルターやインジェクターを詰まらせ適切な量のガソリンを噴射ができない等の症状が発生します。
また、燃料系の部品は動いてはいるが、適切な状態で作動していない場合が多く、エンジン制御において非常に重要な要素である燃料系からのトラブルは、長くFIGAROに乗りつづけるにあたりとても重要な要素の一つだと考えています。
電装点火系の「プラグ」や、吸排気系の「エアクリーナー」はカーショップ等で販売されているため、点検や交換されている事が多いですが、燃料系の「インジェクター」や「プレッシャーレギュレター」などは、点火系や吸排気系と違い点検するのが難しく、簡易的な点検ではチェックをしない場合もあり、見過ごされやすいパーツかもしれません。
また、市販の燃料系添加剤を使用する際に、適量を守らず過量な注入が燃料系のトラブルを誘発する場合がありますので注意が必要です。
インジェクター
エンジンにガソリンを噴射する装置。適切な噴射をしているかどうかは一般的にはチェックしにくく専門的な知識が必要となります
ホースフィルター
燃料ホース等は新車時から交換されていない車両が多く、実際にガソリン漏れが発生している車もあります。
ガソリン臭は「古いから仕方がないね」で済ませず、ガソリンが漏れていることが多いため早めの確認、修理が必須です。
プレッシャーレギュレター
燃圧が適正でないと様々なトラブルを引き起こし、不調の原因となる元です。純正部品は製造廃止ではありますが、代替品にて対応が可能です
加速不良(息継ぎなど)
エンジンルームまたは室内からガソリン臭がする
各種ホースやフィルターの交換期録がない
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