『音痴♪』

あなたのパオ・フィガロ、「エンジンの音」を聞いたことがありますか?

その音、『音痴』ですよ♪

エンジンの点検を実施する時に
特殊な工具を利用したり、目視でオイル漏れなどを確認するほか
耳で聞く「音」も重要な判断基準です。

もっとも簡単な音の判断はベルト類からの「異音」です。
この音は聞こえてはいけない音が聞こえるので簡単に判断できます。

次に聞くのはエンジンが奏でる「音」です。

この「音」、少しわかりやすく説明すると

「長期間、放置されているピアノ」と
「コンサートホールに置かれているピアノ」の違いだと思います。

どちらのピアノも弾けば音が出るし、曲も奏でられると思います。
でも、何か違うはずです。

「何か違う」「違和感」「音のズレ」・・・

その差は『調律されているか、されていないか』の違いです。

パオ・フィガロのエンジンも同じです。
「アクセルを踏めば走る。だから大丈夫。」ではありません。

「何か違う」「違和感」「音のズレ」・・・

その差は『メンテナンスされているか、されていないか』の違いです。

『調律されていないピアノ』を普通に音階を奏でられるようにすることと同じように
『メンテナンスされていないエンジン』を普通に走行できるようにすること。

これが、うちの整備であり仕事のひとつです。

見た目が綺麗なパオ・フィガロの奏でる音が『音痴』だったらかっこ悪いですよね。

このBlogは2021年11月17日のInstagram記事をリライトしました。